正統正流無雙直傳英信流居合道國際連盟は、湘剣会会長・浅宮靜香(せいこう)先生の師である範士十段・江坂靜嚴(せいげん)先生を会長兼代表理事とする居合道専門の非営利の一般社団法人です。本ウェッブサイトの先に掲げた無雙直傳英信流・故河野百錬(こうのひゃくれん)先生の「宗家訓」にある古来より伝承されたる当流の形に「聊(いささ)かも私見を加うることなく、先師の残された形を毫末(ごうまつ)も改変することなく」正しく後世に伝承するために活動しています。
我が国の誇るべき伝統ある古武道・居合道の「業(わざ)」とその「意義」と「理合(りあい)」、およびその根底に流れる 「武士道精神」*を、国内のみならず、諸外国の人々にも伝えるべく連盟本部に「国際局」も設置して国際的に活動しており、現在、ドイツ、フランス、ベルギー、カナダ、米国、台湾、南アフリカ共和国などにも連盟加盟道場があり、江坂先生や本会の浅宮会長ほか、連盟の公認指導員が居合道普及のために海外に渡航して会員の指導に当たっています。
 湘剣会は、正統正流無雙直傳英信流居合道國際連盟の「公認道場」(現在三道場)のひとつであり、会長の浅宮範士は連盟公認指導員の一人です。また、月に一度、連盟会長の江坂先生や指導局の先生方に湘南片瀬の道場にお越しいただき、本部公認指導員講習会も実施して、会員の業の修得・向上に努めています。
無雙直傳英信流居合道國際連盟
会長 範士十段 江坂靜嚴先生
江坂道場HP:http://esaka.seigen.net
正統正流無双直伝英信流居合道国際連盟
剣の修行を通して、礼儀正しく、相手の人格を尊重し、誠実な心と強健な身体を鍛錬します。形より心に入る。すなわち、自らの人格、見識、技能を磨き、困難にも耐え、如何なる事態にも動じない「不動心」を養い、自らの仕事を天職として全力を注ぎ、社会になくてはならぬ人たるべく精進します。武をもって好戦的になることにあらず、徳をもって接する人をして敵愾心(てきがいしん)を抱かせず、互いに敬愛し信頼関係を結ぶ「堅忍不抜(けんにんふばつ)」の「和の心」を養います。誠実さと品格をもって不要な争いを避け平和に事を収める(刀を抜かずして勝つ)。これが居合道の神髄であり、現代に生きる武士道精神です。
以下の通り、毎年「称号段位審査」(実技審査・学科試験) を実施し、合格者には連盟発行の「允可状(いんかじょう)」が授与されます。
@受審資格:
  初段〜五段初段は入門後、二段以上は前段位の允可後満1カ年以上経過した者
  六段五段の允可後、満2カ年以上経過した者
  錬士六段の允可後、満2カ年以上経過した者
  七段錬士の称号允可後、満3カ年以上経過した者
  教士七段の允可後、満4カ年以上経過した者
  八段教士の称号允可後、満5カ年以上経過した者
  範士八段の允可後、満5カ年以上経過し、満55歳以上の者
A実技審査:
  初段〜三段正座・抜刀法基本の業より、事前指定2本、当日指定3の計5本
  四段・五段正座・立膝・抜刀法より、事前指定2本、当日指定3本の計5本
  六段・錬士正座・立膝・居業・立業・抜刀法のすべてより、事前指定2本、
当日指定4本の計6本
  七段・教士正座・立膝・居業・立業・抜刀法のすべてより、事前指定2本、
当日指定5本の計7本
  八段・範士正座・立膝・居業・立業・抜刀法のすべてより、事前指定2本、
当日指定6本の計8本
B学科試験:
  実技審査とともに、称号・段位別の居合道に関する筆記試験問題が行われます。
  (問題例は本サイトでは省略します。)